SSブログ

MZ-2200 (Sharp) 1983年   [Sharp(MZ,X1,X68000)]

MZ-2200 (Sharp) 1983年 整標準価格128,000円
QDドライブ (MZ-1F11) 標準価格9,800円 データレコーダ (MZ-1T02) 標準価格19,800円

MZ-2000シリーズ互換のセパレート型。
DSC01037.JPG
MZ-2000でオプションだった、カラー機能(出力)が標準装備されていたのが特徴でカラーCRTさえあればカラー表示が標準で可能となりました。これが最大の進化だったような気がします。
DSC01042.JPG

他社と同様に、ディスプレイ、データーレコーダーを分離したタイプであり、いろいろな組み合わせが可能となりました。シャープはこの頃からオールインワン設計からこのようなセパレート式に移行していきました。当時はMZ-80系もMZ-700の用にセパレート式になりましたがMZ-700まだサイズ的にもガマン出来ましたが本機のサイズはセパレート式のメリットを生かしきれていないと思います。
DSC01045.JPG

MZ-2000ではオプションで結構高価だった拡張I/Oポートが標準装備されました。
DSC01031.JPGDSC01034.JPG

キーボードはMZ-2000と同程度です。(キータッチもそれほど変わりません。)
DSC01046.JPGDSC01051.JPG

電源は背部ですが、正面右のパネルに電源インジケーター、ボリューム。従来は後にあったIPLとRESETキーがこのパネル内に設置されました。
DSC01056.JPGDSC01078.JPG

写真のとおり、本体とディスプレイ、データーレコーダーとQDドライブと並べました。たしかに組み合わせ自由だけれども、けっこうスペースを消費します。特にQDからのBASICの起動はなかり快適でした。
DSC01077.JPG

データレコーダー(MZ-1T02)ですが、外見は黄ばみが見られます。ハード的には以前ピンチ・ローラーが溶けて使い物なりませんでしたの交換済み。(かなり前)カセットとしての機能は今でも維持できています。
DSC01069.JPG

データレコーダーのコネクターはデータ用と電源の専用線。背部の2ヶ所に接続します。
DSC01071.JPGDSC01072.JPG

QDは拡張I/Oポートに接続します。QDは残念ながら現在は故障しています。以前修理を試みましたがモーターのトルク不足でREADErrorとなってしまいます。
DSC01073.JPGDSC01075.JPGDSC01076.JPG

内部を開けてみました。
DSC01058.JPGDSC01059.JPG

基板は2層で構成されています。
DSC01060.JPG

右側は電源。キーボードの状態は結構いい状態で保管されています。
DSC01062.JPGDSC01063.JPG

MZ-80BやMZ-2000と違い以外とシンプルな構成。
DSC01065.JPG

電源を入れるとデータレコーダーは連動してイジェクトされます。QDは手動。
DSC01079.JPGDSC01080.JPG

本体スペックは(MZ-2000とほぼ同スペック)
CPU:Z-80A(4MHz)
ROM:2KバイトBOOT ROM(イニシャルプログラムローダ) 2KバイトC-G ROM(キャラクタジェネレータ)
RAM:64Kバイト・メインメモリ 2Kバイト・キャラクタ用V-RAM 48Kバイト・グラフィック用V-RAM
グラフィック:グリーンディスプレイ使用時/3画面(各640x200ドット)
:カラーディスプレイ使用時/8色1画面(640x200ドット)
キャラクタ:8x8ドットマトリクス 1000文字(40桁x25行)/2000文字(80桁x25行)・2モードソフト切換
キーボード:ASCII準拠メインキーボード・10ディファイナブルファンクションキー・テンキー・4カーソルコントロールキー
DSC01053.JPG

キー数:88キー
キー種類:ASCII準拠英・数字64種、ASCII準拠反転文字36種、擬似グラフィック35種他
編集機能 上下左右独立カーソルコントロール、クリア、挿入、削除
インターフェース:カセットインターフェース(データレコーダMZ-1T02専用)
サウンド出力:250mW最大
時計機能 内蔵
拡張ユニット 4スロット
電源 AC100V±10% 50/60Hz 消費電力50W
外形寸法 幅440x奥行490(拡張ユニット装着時562)x高さ118mm
重量 約7kg(拡張ユニット装着時約8.5kg)
DSC01083.JPG

当時の仕様です。CRTを接続すると全体的にかなりボリューム感が増します。
DSC00267.JPG

本機は同時の主流であったセパレート式に対応しかつコストダウンし、オプションで16bitボードが追加できるなど意欲的なマシンでしたが同時期にはMZ-700(1500)やX1など1メーカーで複数規格混在する状況でした。特にX1とは機能的にも似通っていたことも事実です。
DSC01084.JPG

シャープというメーカーは当時のコンシューマー向けコンピューターではNEC、富士通とともに非常に独自の技術力が高かったですが、この技術が分散(MZ,X1に)されてしまったのが残念でこれらの技術を統合して1つのコンピューターを作り出していればその後のNEC、富士通との競争の展開も違っていたのではないでしょうか。今考えると残念な気がします。
DSC01090.JPG

nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

現役ですよ。

実家に有ります。QDも稼働します。(QDのBASICソフトは紛失してしまいました)
16bit ボード搭載済み。お正月帰省の際には[チャックン ポップ]立ち上げて遊んでます。
by 現役ですよ。 (2015-11-24 23:54) 

Lancelot

いいですね。QDも動くなんて。お互いに大切にしましょう。
by Lancelot (2015-11-30 16:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Xperia ray_SO-03C(So..PL-88FS (PIONNER)198.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。