HP 200LX 2MB (Hewlett-Packard) 1994年 [Tablet/PDA/ポケットPC]
Yシャツのポケットに入るDOSマシン
200LXの最大の特徴はPCの機能を持ちながら、Yシャツのポケットに入る大きさと重さ(312g)です。
標準で完成度の高いPIM
本機は、標準でPIM(個人情報管理)を装備していて、当時はこれらを電子手帳で行っていましてが、機能的にも非常に使いやすかった。
また、アプリケーションのレスポンスも現在の重いアプリケーションとは違い非常に軽いもので、今動かしてみると非常に快適です。
本体サイズは、閉じた状態で 幅158x奥行き86x厚み26mmです。
キーボードは通常のキー配列とは異なり、電卓に近いもので、「慣れ」が必要ですが、テンキーを装備するなどポケコンまたは電卓の延長として開発されていたのでしょう。
キーの中心上部には独自のアプリケーションキーが配置されていて一発起動が可能となっています。
キートップは小さいのですが、キー同士の間が余裕があるため、意外とタイプミスをしません。
本体の裏面は電池ソケットでモバイルPCの最大の課題であるバッテリーも乾電池(2本)で20時間動作するのは驚異的なものです。
画面液晶はCGA(640×200)となっていています。フォントも含め若干小さく、見づらい場合もありますがモノクロであるためそんなに気になりません。
向かって左側はPCMCIA 2.0 TYPE II ソケットを1基搭載しています。
本機は、Aドライブ(ATAフラッシュPCカード)、Cドライブ(内蔵RAMディスク)、Dドライブ(内蔵ROMディスク)となっており、Dドライブからプログラムが自動的に起動します。
本体スペックは
CPU:i80C186 8MHz
RAM 2MB
ROM 2MB
表示 反射型モノクロ液晶
640×200ドット(CGA互換)
主電源 単三アルカリ/NiCd電池2本
ACアダプタ使用可能
副電源 CR2032 リチウム電池1個
サイズ 160(W)×86.4(D)×25.4(H)mm
重量 約312g (電池込み)
です。CPUは80186をベースにチップ化されたもので、スペックの割にはレスポンスはいいです。当時はクロックアップなどのも行われましたが
わたしはやりませんでした。
本体に内蔵されているアプリケーションはLotus1-2-3, PocketQuicken, CC:Mail, 予定表, 電話帳, データベース, HP電卓, HEX電卓等があり、
普段使用するには十分なものが標準装備されていました。
内蔵アプリケーション
Application Manager (アプリケーション管理)
Appointment Book (スケジュール管理)
cc:Mail (メールソフト)
Database (カード型データベース)
Datacomm (通信ソフト)
Filer (ファイル管理)
HP Financial Calculator (金融電卓)
Lotus 1-2-3 R2.4 (表計算)
Memo Editor (簡易エディタ)
MS-DOS 5.0
Note Taker (テキストデータベース)
Phone Book (電話帳)
Setup utility (環境設定)
Stopwatch (ストップウォッチ)
System Macros (キーボードマクロ)
World Time (世界時計)
cc:mADE (cc:Mail用ソフト)
Demo (デモ)
Hearts+Bones (ゲーム)
Lair of Squid (ゲーム)
LaplinkRemote (リモートリンク)
PocketQuicken (財務会計)
この200LXが今日のPDAのようにポケットあるいはバッグに持ち運べ、仕事に使えるデバイスの始まりであり、これ以降本格的な携帯端末の普及になったのではないでしょうか。
私が所有しているHP製品は、200LX,jornada680,HP2140のみですがHPのモバイルPCは他メーカーとはなにか違うスピリットを感じます。また、現在もシャツのポケットに入り(沈むことなく)、実用性のあるPCにはなかなかお目にかかれないもの残念な気がします。
使わなくなってかなり放置した状態でしたので日本語化したものは既にRAMディスクから消えているため機会がありましたら日本語化をまた行ってみたいと思います。
200LXの最大の特徴はPCの機能を持ちながら、Yシャツのポケットに入る大きさと重さ(312g)です。
標準で完成度の高いPIM
本機は、標準でPIM(個人情報管理)を装備していて、当時はこれらを電子手帳で行っていましてが、機能的にも非常に使いやすかった。
また、アプリケーションのレスポンスも現在の重いアプリケーションとは違い非常に軽いもので、今動かしてみると非常に快適です。
本体サイズは、閉じた状態で 幅158x奥行き86x厚み26mmです。
キーボードは通常のキー配列とは異なり、電卓に近いもので、「慣れ」が必要ですが、テンキーを装備するなどポケコンまたは電卓の延長として開発されていたのでしょう。
キーの中心上部には独自のアプリケーションキーが配置されていて一発起動が可能となっています。
キートップは小さいのですが、キー同士の間が余裕があるため、意外とタイプミスをしません。
本体の裏面は電池ソケットでモバイルPCの最大の課題であるバッテリーも乾電池(2本)で20時間動作するのは驚異的なものです。
画面液晶はCGA(640×200)となっていています。フォントも含め若干小さく、見づらい場合もありますがモノクロであるためそんなに気になりません。
向かって左側はPCMCIA 2.0 TYPE II ソケットを1基搭載しています。
本機は、Aドライブ(ATAフラッシュPCカード)、Cドライブ(内蔵RAMディスク)、Dドライブ(内蔵ROMディスク)となっており、Dドライブからプログラムが自動的に起動します。
本体スペックは
CPU:i80C186 8MHz
RAM 2MB
ROM 2MB
表示 反射型モノクロ液晶
640×200ドット(CGA互換)
主電源 単三アルカリ/NiCd電池2本
ACアダプタ使用可能
副電源 CR2032 リチウム電池1個
サイズ 160(W)×86.4(D)×25.4(H)mm
重量 約312g (電池込み)
です。CPUは80186をベースにチップ化されたもので、スペックの割にはレスポンスはいいです。当時はクロックアップなどのも行われましたが
わたしはやりませんでした。
本体に内蔵されているアプリケーションはLotus1-2-3, PocketQuicken, CC:Mail, 予定表, 電話帳, データベース, HP電卓, HEX電卓等があり、
普段使用するには十分なものが標準装備されていました。
内蔵アプリケーション
Application Manager (アプリケーション管理)
Appointment Book (スケジュール管理)
cc:Mail (メールソフト)
Database (カード型データベース)
Datacomm (通信ソフト)
Filer (ファイル管理)
HP Financial Calculator (金融電卓)
Lotus 1-2-3 R2.4 (表計算)
Memo Editor (簡易エディタ)
MS-DOS 5.0
Note Taker (テキストデータベース)
Phone Book (電話帳)
Setup utility (環境設定)
Stopwatch (ストップウォッチ)
System Macros (キーボードマクロ)
World Time (世界時計)
cc:mADE (cc:Mail用ソフト)
Demo (デモ)
Hearts+Bones (ゲーム)
Lair of Squid (ゲーム)
LaplinkRemote (リモートリンク)
PocketQuicken (財務会計)
この200LXが今日のPDAのようにポケットあるいはバッグに持ち運べ、仕事に使えるデバイスの始まりであり、これ以降本格的な携帯端末の普及になったのではないでしょうか。
私が所有しているHP製品は、200LX,jornada680,HP2140のみですがHPのモバイルPCは他メーカーとはなにか違うスピリットを感じます。また、現在もシャツのポケットに入り(沈むことなく)、実用性のあるPCにはなかなかお目にかかれないもの残念な気がします。
使わなくなってかなり放置した状態でしたので日本語化したものは既にRAMディスクから消えているため機会がありましたら日本語化をまた行ってみたいと思います。
2011-06-30 18:24
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コメント(2)
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とてもじょうずな写真の撮り方ですね。
撮影に関してのプロの方ですか?
ブログの記事も楽しいです。
今後もときどき読ませていただきます。
by BlueSky (2011-07-18 22:43)
BlueSkyさん、こんにちは。
写真ほめて頂きありがとうございます。
撮影はまったくの素人で、自分の部屋で撮影しています。
しいて言えば間接照明を多用しているくらいで、カメラも数年前に購入したサイバーショット(DTC-T30:7.2MEGApix)で解像度もXGAでブログ用です。
今後も継続してアップしていきたいのでこのようなご意見が励みになります。ありがとうございました。
by Lancelot (2011-07-19 12:02)