MZ-80C (Sharp) 1980年

MZ-80C (Sharp) 1980年 標準価格 268,000円

MZ-80CはMZシリーズのフラッグシップ。
当時のMZシリーズの中では一番高価であり、他のMZと比べいくつかの改良点があるのが本機です。
MZ-80Kから80K2、80K2Eと進化していくわけですが、最大の特徴？は使いにくい（打ちにくい）マトリクス配列のキーボードとモノクロモニターでした。

MZ-80Cはこの問題点を解決し、標準的な配列（今で言うQWERTYキーボードぽい）を採用し、モノクロからグリーンディスプレイにスペックアップし、メモリも48Kフルに積んでいました。

こうしたスペックアップしたMZ-80Cですが、当時としては268,000円はとても高価でなかなか手が出せる

本機のスペックは
CPU Z-80（2MHz）
メモリー ROM4Kバイト、RAM48Kバイト
ディスプレイ 10型ブラウン管(グリーンフェイス) 1000文字(横40×縦25)
レコーダー 標準オーディオカセットテープ使用、データ転送速度 1200ボー、
データ転送方式・SHARP PWM方式
キー構成 78キー、ASCII標準(英・数字)64種、カナ・漢字78種、グラフィック62種
編集機能 カーソルコントロール 上、下、左、右、ホーム、挿入、削除
演算有効桁数 8桁
時計機能 内蔵
音楽機能 内蔵
音声出力 500mW 最大
温度 使用温度0℃～35℃、保存温度-15℃～60℃
電源 AC100V±10% 50/60Hz
消費電力 50W
外形寸法 幅410×奥行470×高さ270(mm)
重量 約13kg

外見も赤のディスプレイカバーが特徴で、スチールのボディもシルバーで塗装さえていて他もMZよりも質感が高いと思われます。

カセットテープで使用できるOSはBASIC(SP-5030),MACHINE LANGUAGE,PASCALです。（Hu-BASICもあります。）

内部は他のMZ80と同様です。

一部ボディと電源部分にサビが発生しています。今後ちゃんとメンテしていかないと腐食していくでしょう。カセットデッキは状態がいいです。

手前のメモリーは48K フル装備です。

中心部にZ80(4HMz)がしっかりと動いています。

モニター周りです。

次はアプリケーションを動かしてみます。

コメント 5

懐かしくて貴ブログを拝見しております。
ブログの本文に記載されておりますMZ-80Cの搭載CPUはZ-80(2MHz)なので機会があれば訂正を検討ください。
MZ-80Bが4MHzでしたね。（あとは各ショップから出ていた倍速ボードなど…）
PC-8801も使いましたが、今となっては良い想い出です。
貴重なブログを末永く存続して頂けると嬉しいです。
by MZ-80K2Eオーナー (2013-06-24 13:48) 

MZ-80K2Eオーナー様

お世話になります。修正しました。ご指摘ありがとうございました。MZはハードとしては良いマシンだったと思います。最近は忙しくて更新できませんがまだ紹介していないMZ（K2Eと1200）もいずれ紹介したいと思っています。
by Lancelot (2013-06-25 12:04) 

MZ-80C　の，ミニチュア番が発売されているそうですよ．
実機に電源を入れても大丈夫なものでしょうか．動かしてみたいものです．ではでは．
by ararat (2017-12-03 23:25) 

ミニチュア気になりますが、実機があるのでイマイチ購入する気持ちが盛り上がりません。MZ-80シリーズ（K,K2,C,E)は以外と丈夫で我が家は全て動いています。Cだけコンデンサ系を全取っ替えしましたが。
by Lancelot (2017-12-04 16:24) 

そうですか，電解コンデンサだけでも全部換えてから，
恐る恐る電源を入れてみてもいいのかな．
ミニチュアはラズパイが入っていて，懐かしいゲームや，BASICプログラムが楽しめますよ．ではでは．
by ararat (2017-12-16 10:31)