RS-B90 (Technics) 1983年

RS-B90 (Technics) 1983年　標準価格79,800円

120dB超のダイナミックレンジで再生可能なdbxを搭載した3ヘッドのTechinicsの中堅機。

dbxとDOLBY B/Cも搭載した3ノイズリダクション仕様のデッキ。　

デザイン的はは薄型でシンプル。　

ヘッド部には3ヘッド方式を採用しており、録音・再生ヘッドにはアモルファス合金を用いたAXアモルファスヘッド。　

ハード的には2モーター仕様で走行系には安定したテープ走行を実現し、コンピューター制御によるフルロジックコントロール方式でした。　

ディスプレイ部。FLメーターで見やすいです。　　

最長16回までの繰り返し再生が可能な1曲リピート機能や、曲の頭出しが素早く行える20曲飛び越し選曲機能を搭載しています。　

操作系部。パネルは当時のTechnics独特のパネル構成。　

カウンター、時間表示、曲の頭出しなど。　

インプットボリューム（左右いっしょ）。下部はノイズリダクション。DOLBY B/Cとdbx。　

背部。　

本体スペックは
トラック方式 コンパクトカセットステレオ
ヘッド 録音・再生:AXアモルファスコンビネーション
消去:ダブルギャップセンダスト
モーター キャップスタンモーター(電子制御DC)×1
リールモーター×1
ワウフラッタ 0.04%(W.R.M.S.)
±0.075%(W peak、EIAJ)
周波数特性 ノーマル(ED):20Hz-19kHz/30Hz-17Hz(±3dB、EIAJ)
CrO2(EX):20Hz-21kHz/30Hz-18Hz(±3dB、EIAJ)
メタル(EM):20Hz-22kHz/30Hz-19kHz(±3dB、EIAJ)
ダイナミックレンジ 110dB(dbxIN、1kHz、EXテープ)
S/N比 NR:OFF 60dB
55dB(EXテープ、EIAJ)
NR:ドルビーB 67dB
NR:ドルビーC 73dB
NR:dbx 92dB
入力端子 マイク:0.25mV(適合インピーダンス400Ω-10kΩ)
ライン:60mV(入力インピーダンス47kΩ)
出力端子 400mV(出力インピーダンス1.5kΩ)
ヘッドホン出力 2mW/8Ω(適合インピーダンス8-600Ω)
総合
電源 AC50/60Hz,100V
消費電力 16W
寸法(W*H*D) 430*98*273(mm)
重量 5.3Kg

前回紹介したTechnics SL-10を繋いでCDから録音してみました。　　

音質的はレンジはそれほど広くありませんがdbxのおかげでうまく補正されていい音に聞こえます。　0160

決して派手ではないですがTechnicsらしく堅牢な音と作りがうかがえます。

本機は他社にない徳利の世界観のあるデザインで好き嫌いがはっきりしますが音質も作りもTechnicsらしい1台だと思います。　

コメント 2

はじめまして。

このデッキを高校生の時に買い、いまだに持っています。

当時からテープの動きがあまり良くなく、何度か松下のサービスセンターにて修理を行いましたが、結果はイマイチで・・・

改めて使いたいとは思うものの、自力での修理も出来ず、間違いなくもはやサービスセンターでのメンテナンスも受けられないと思い、ただただ保管していると言った状況です。

どこかで完璧に修理して頂けないものでしょうかね。

結構、気に入っていますので・・・。（笑）
by 直也 (2014-01-28 05:18) 

古いハードはネット上で修理を請け負うサイトも見たことがありますが私は利用したことはありません。自分で手を入れるかいずれかだと思います。
思い入れのあるデッキのようですから一度訪ねてみるものいいかもしれません。
by Lancelot (2014-01-28 23:08)